2025.05.26

by 肛門科

紅谷先生が教えるおしりの診察について①

はじめまして。

今回からは松島病院 肛門科医師の紅谷が担当します。(スタッフさんが今はやりのAIでイラスト化してくれました。すごい時代です)

松島病院には私を含めて7名の女性医師がいます。最近は「肛門科 女性」といったキーワード検索で当院へたどり着いてくださる方も多いので、

特に女性が気にされているかなと思われることを、女医からの目線でお話したいと思います。

 

肛門科を受診するときに一番ネックになるのは、やはり「おしりを見せなくてはならない」ということですよね。

女性男性関係なく、人に肛門を見られるなんて恥ずかしいのは当然です。

診察のときには

画像1.jpg

このように左側を向いておしりを突き出す形で横になっていただきますが、お洋服を下げておしりを出すのはベッドに横になってから行いますし、

診察後はカーテンやタオルで、私たちスタッフから見えないようにしてお洋服を整えていただくなど配慮しています。

肛門の診察は外側から「見る」だけではなく、指で「触る」ことや器械を使って肛門の中を確認することもとても大切です。

おしりを触ったり、器械を使うときには一つ一つ説明をしてから行います。

ご自身で見えないところなので何をされるのか分からない不安も大きいと思いますが、なるべく力を入れずにリラックスしていただくことが診察をスムーズに行う一番のコツです。(そうは言っても難しいですよね...)

今回は以上となります。

次回は

診察に関して特に女性の患者様から聞かれることに関してお答えします。

                                    紅谷 鮎美