おなかやおしりの病気

Buttocks and Stomach

おしりの病気

血栓性外痔核(けっせんせいがいじかく)

疾患の概略

痔核は俗にイボ痔と呼ばれるもので、肛門の病気(=痔)の中で最も多いものです。皮膚と直腸の境目(歯状線)の皮膚側にできるものを外痔核と言い、血栓性外痔核は外痔核の静脈の中に血栓(血のかたまり)ができたものです。

症状と特徴

自覚症状は痛みや腫れです。無理やり押し込もうとしたり、揉んで柔らかくしようとしたりすると、かえって悪化することがありますので注意が必要です。肛門の外からは触れにくいところにできた時は、肛門に物が挟まっているような違和感があります。

治療方法

小さくて症状の軽いものの多くは、ゆっくり吸収されてなくなります。中には血栓が線維化して肛門皮垂(肛門の皮膚のたるみ)を残す事があります。痛みや腫れなどの症状がある時期には薬物治療か手術治療を行います。薬物治療は症状の程度が軽い場合や手術を受けられない場合に行う治療です。痛みは3~4日間で軽減してきます。血栓の吸収には数ヶ月位かかります。手術治療は血栓が大きく痛みや違和感が強い場合に、日帰り治療で行います。術後翌日から飲酒と運動以外の日常生活は、ほぼ可能となります。もともと脱出する内痔核がある場合には、痔核根治手術を同時に行わなければならないこともあります。

予防

日頃から便通を整えて、トイレで長く坐らない、強く息まない、お尻を冷やさないようにする、過度の飲酒を避けるようにしましょう。