2025.05.12
(続)松島病院 素朴な疑問にお答えします

皆様こんにちは、それがしりたかった(松島病院コラム)管理事務局です。
今回の記事は、松島病院Q&Aの続きです。ぜひ来院の参考にしてください。
<肛門科診察について>
Q1:おしりの診察はどんな服でいけばいいですか?
A:診察時には右側を下にして横になっていただき、パンツやズボン、スカートをおろします。
特に女性の場合、ぴっちりしたジーンズや、タイトスカートなど、脱ぎにくい、着にくい服装は避けたほうがよいでしょう。
Q2:おしりの診察は痛くないですか?
A:肛門の診察の手順としては 問診 →視診 →触診 →指診 →肛門鏡診となります。
なかでも指診は痛そうに思われますが、医師が挿入する人差し指の太さは便の太さよりかなり細いものですし、
診察に使用する手袋にはゼリーが塗ってあり、リラックスして受診すればさほど痛みは感じませんのでご安心ください。
<痔の手術、入院について>
Q1:日帰り手術・短期入院はどんな場合があてはまりますか?
A:実際に医師の診察により判断することですが、治療技術の進歩により、手術に要する時間が短縮し、
体への負担も少なくなり、術後の経過もよくなったことなどから、日帰り手術や短期入院もできるようになりました。
合併症の起きる可能性が少なく、長期入院しなくても回復が早いと医師が判断した場合には日帰り手術または短期入院が可能になります。
ぜひ医師にご相談ください。
Q2:手術後に麻酔が切れて痛くなりませんか?
A:手術後、麻酔が切れてくると痛みが出てきます。
痛みの程度は病気の種類や個人の感じ方により千差万別ですが、
必要により痛み止めの注射や飲み薬で痛みを軽くすることができます
Q3:手術後排便はうまくできますか?
A:痛みのない治療法の場合は心配する必要はありません。
しかし、入院が必要な手術の場合、通常、手術後2~3日目までに初めての排便があり、そのときはやや強い痛みを感じることがあります。
痛みを怖がって排便をがまんすると便がたまったり硬くなったりして、よけいに痛みが強くなるのでできるだけ苦痛なく排便できるように、
便を軟らかくする薬や痛み止めが処方されます。また、肛門の傷のせいで残便感を感じることがあります。
いきんでも出ない場合は、早めに切り上げましょう。
排便後は、座浴などできれいに洗い、軽く水分を拭き取りましょう。
手術後に温水洗浄便座を使う場合は水圧が強いと傷ロを刺激するので注意しましょう。
Q4:手術後、お風呂はいつから入れますか?
A:手術後2~3日以内に許可される場合が多いです。
その後は毎日入浴して血行をよくし、傷ロを清潔にして、
傷の治りが早くなるよう心がけてください。
今回は以上となります。
次回から当院の医師によるコラムが開始します!?