年末年始も美味しく楽しく過ごしたい!

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みなさん、こんにちは!松島病院栄養科です。

今年の流行語大賞がきまり、一年を表す漢字が「令」と発表されました。令和元年も残すところあと半月です。まもなく、冬至・クリスマス・仕事納め・大掃除・大晦日を迎えます。合間に忘年会に行かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな大忙しの年末でも体調を整え、寒さを元気に吹き飛ばしたいものです!

今日は、年末のお食事の注意点と行事食のご案内をしたいと思います。

まずは、こちら・・・

【 食事の注意点 】

* 揚げ物など油脂 * 油の摂取が多くなると軟便になりやすくなります。特に普段から軟便気味の方は注意が必要です。揚げ物を毎日続けて食べないようにしたり、マヨネーズやドレッシングなど油の多い調味料の使用を控えるなど工夫しましょう。トーストに塗るバターを少なめにするのもひとつの方法です。

* 肉・魚 * 肉料理が増え、魚料理をいただく機会が減っていませんか?肉料理は油脂が多い料理になりがちです。外食などで肉料理をいただくことが決まっているときには前後の食事で魚料理を選ぶと良いですよ。魚にはよい油(DHA・EPA)だけでなく、ビタミンA・ビタミンE、動脈硬化を予防するタウリン、骨までまるごと食べるとカルシウムも摂取できます。旬の魚介類は安価で栄養が豊富です。鍋料理は肉・魚だけでなく、野菜もたっぷり食べられておススメです。

* 野菜・海藻・キノコなど * 年末もしっかり摂りたい食物繊維。野菜は加熱するとカサが減って沢山食べられます。生野菜ばかりではなく、加熱した野菜料理も選びましょう。スープもいただく料理は水溶性食物繊維も残すことなく摂れておススメ。麺類を選ぶときには海藻やキノコが入っているメニューを意識したいですね。食物繊維にはコレステロールの吸収を抑える働きもあります。野菜+肉+野菜+肉+キノコ・・・♪♪

* 飲み物 * 寒くなると水分の摂取量が減ってしまう、という方は少なくないですよね。しかし、冬も水分補給は必須です。空気の乾燥に加え、暖房機器による乾燥で屋内もカラカラ。気付かない間に皮膚からの蒸発や会話でも水分が排出しています。身体が乾燥していると風邪などのウイルスが原因となる疾患にかかりやすくなったり、食事で食物繊維をしっかり摂っても働きが十分に得られないなどが考えられます。1日1.5リットルを目安量にして、「こまめに、継続」が大事です。

  

  

【 行事食 】

* 冬至 * 一年の中で一番昼が短く夜が長い日で、今年は12/22(日)です。冬至の日にかぼちゃを食べると「厄除けになる」「風邪をひかない」などと言い伝えられています。受験生にもおススメです!かぼちゃにはカロテン・ビタミン・食物繊維が多く含まれ、当院では煮た小豆を一緒に盛付けてご用意しています。

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* クリスマス * 当院では毎年クリスマスイブ(12/24夕食)に行事食をご用意しています。写真は昨年のものです(詳しくはこちら。クリスマスメニューは肉料理や炭水化物・脂質に偏りがちですが、茹で野菜で彩りを添えたり、たっぷり野菜のスープを用意したり、油を使わないメニューをそろえましょう。アルコールやジュースの飲みすぎにもご注意ください!!

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* 大晦日 * 一年の締めくくりは年越しそば。そばは麺類の中でも食物繊維を多く含みます。麺類はたん白質が不足しやすいので、天ぷらそばやかしわそばなど、肉や魚も取り入れましょう。また、小鉢に肉・魚・豆腐を使ったり、薬味以外の野菜を取り入れると◎。

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〇〇 次回は当院のお正月メニューをご紹介します 〇〇