2月14日から2月20日:献立表〔常食〕

下記の日付をクリックしてください。常食の献立表をご覧いただけます。

2022.2.14-2.20.pdf

治療食は一部メニューが変更になります。ご了承ください。

《 今週のおすすめレシピ 》

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2月も半ばに入り、厳しい寒さが続いていますね。今週は身体を温めてくれる「けんちん汁」を紹介します!

けんちん汁の由来をご存知ですか?けんちん汁は鎌倉市の建長寺発祥の精進料理※で、「建長寺汁」がなまり「けんちん汁」になったそうです。大根、人参、ごぼう、里芋、こんにゃく、豆腐などを油で炒め醤油で味付けしたもので、いろいろな野菜が入っており食物繊維をたっぷり摂ることができます!

食物繊維は近年、便秘予防だけでなく生活習慣病予防としても注目されています。食物繊維摂取目標量は18‐64歳で男性21g以上、女性18g以上となっていますが、実際は1日あたり約15gとかなり不足しています。けんちん汁のような具沢山の汁物やスープは、当院の入院食でもよく提供されており、食物繊維が摂りやすいのでおすすめです!具材が増えることで摂取する汁量が減るため、減塩にもつながります。ぜひご家庭でも試してみてください♪

※仏教の戒律を守る修行僧の食事として生まれた、野菜や豆腐などの植物性食材のみで作った料理のこと。

〔 けんちん汁 〕

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材料(4人分) (一人分の食物繊維 3.4g)

絹ごし豆腐 80g、 油揚げ 12g、 大根 80g、 ごぼう 60g、 人参 20g、 じゃがいも 80g、 万能ネギ 適量、 醤油 12g(小さじ2)、 酒 8g(小さじ1.5)、 本だし 3.2g(小さじ1強)

作り方

1.大根、人参はいちょう切り、ごぼうは斜め切り、じゃがいもは厚めいちょう切り、万能ネギは小口切り、豆腐は1.5cm角、油揚げは横半分に切ってから細切りにする。ごぼうは水にさらしアク抜きする。

2.鍋に大根、人参、ごぼう、じゃがいもと浸るくらいの水と本だしを加え、火が通るまで加熱する。

  ( *当院では治療食に対応するため、油で炒めていません。 )

3.アクを取り、豆腐と醤油、酒を加えひと煮立ちする。

4.お椀に盛り、万能ネギを散らす。

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つらい花粉症シーズンの到来ですね。花粉症は薬だけでなく、食事の工夫や規則正しい生活習慣を送り、免疫機能を整えることで症状を和らげることができます。では花粉改善のためにどんなものを食べればいいのでしょうか?

1.腸内環境を整え免疫機能を高める食物繊維・乳酸菌を摂り入れる。

食物繊維は『野菜・果物・海藻・きのこ』、乳酸菌は『味噌、ぬか漬け、キムチ、納豆、チーズ、ヨーグルト』などの発酵食品に豊富です。食物繊維は乳酸菌などの善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やしてくれます。どちらも一緒に摂れるといいですね♪

2.アレルギー誘発物質ヒスタミンの働きを抑えるDHA・EPAが豊富な『青魚』を摂り入れる。

普段、肉食派の方はサバや今が旬のサワラなど、青魚を意識して取り入れてみましょう!寒いこの時期には野菜も一緒に摂れるブリしゃぶなどの鍋料理もいいですね。また、青魚は血液をサラサラにしたり、悪玉コレステロールを減らし、脳血栓や心筋梗塞、動脈硬化なども予防してくれます!

食生活や生活習慣を見直し、つらい花粉症シーズンを乗り越えていきましょう♪