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「出っ張っている」=「内痔核(いぼ痔)」ではないことも!|痔 肛門病 女性専門・女医 松島ランドマーククリニック

「痔が出っ張っていて、押しても戻らないんです。
脱肛じゃないかと心配で…」と悩んでいる方が多い

7  「出っ張っている」=「内痔核(いぼ痔)」ではないことも!

肛門科外来には、「痔が出っ張っていて、押しても戻らないんです。脱肛じゃないかと心配で心配で…」と悩んでいる方がたくさんいらっしゃいます。この中には、もちろん内痔核が出っ張ったままという「第Ⅳ度の内痔核」の方もいらっしゃいますが、診察すると、「出っ張っている」とおっしゃるモノは、内痔核ではないことも結構多いのです。

内痔核は、歯状線よりも奥、つまり直腸の一番下の部分の膨らみです。歯状線は肛門縁よりも1cm以上奥にありますから、この部分が外に出てくるには、肛門管を通ってこなければいけない。ですから、肛門が閉じている状態で、その奥から内痔核が出ているということは、よほど肛門の締まりが悪いか、内痔核がめちゃ大きいかということになります。

「出っ張っている」=「内痔核(いぼ痔)」ではないことも!

また、内痔核の表面は直腸粘膜ですから、「真っ赤なぬるぬるしたもの」として認識されるはずです。それが出っ張ったままであれば、粘液や、そこがスレた血液で常に肛門周囲はベタベタしていて、その違和感や不快感はかなり強いはずですね。それに、「第Ⅳ度」ということは、「以前は中に戻っていたものが戻らなくなった」という、長い歴史をもっていることがほとんどということにもなります。

そうすると、若い方で、知らないうちに出っ張りがあり、手でさわると気になる。けど、よく伺うと、出っ張りはあっても普段はそれによって困ることはない、とおっしゃる方も結構あって、それなら、内痔核の脱出というのは考えにくいかな、ということは、ここまでの話からお分かりいただけますよね。

というわけで、内痔核以外での肛門の出っ張りって、じゃあ何なの…というのが、次回の話になります。