内痔核(いぼ痔)の診断と治療方法|痔 肛門病 女性専門・女医 松島ランドマーククリニック
第Ⅰ度や第Ⅱ度までの内痔核では、
「痛くなくて、麻酔もいらない治療」が可能
10 内痔核(いぼ痔)の診断と治療方法
外痔核と違い、内痔核は、歯状線より奥、つまり直腸の一番下にあります。
肛門は、肛門縁よりも1.5~4㎝奥まで普段ぴったり閉じています(肛門管)が、その奥に内痔核はあるということですね。
ですから、内痔核の診断や治療をするためには、まずはその「普段閉まっている部分(肛門管)」を開いた状態にしなくてはいけないのです。
その、肛門を開いて観察や治療ができる状態にする器具を「肛門鏡」といいます。
内痔核そのものには痛覚はありませんが、この肛門管という部分には痛覚があるため、無理に拡げれば痛みを伴います。ですから、肛門の診療が痛くなくできるのは、せいぜい直径2センチ強くらいまで(ラクに便の出る太さまで)と考えられます。
実際には、この範囲で、通常の肛門や直腸の診察は十分に可能です更に、「硬化療法」という、いわば「注射で硬めて、大きくなったり破れて出血したりといった症状を抑え込む」という治療までもが可能です。
内痔核には痛覚がないため、注射を打っても痛くない。つまり、第Ⅰ度や第Ⅱ度までの内痔核では、「痛くなくて、麻酔もいらない治療」が可能なのです。
しかし、それ以上拡げなきゃいけない場合には、痛みをなくすために、ある程度広範囲の麻酔が必要になります。
局所麻酔を何ヵ所かに分けて肛門全体に行き渡るようたくさん打つという方法もありますが、麻酔薬の量が増える割に効果がイマイチなことも多いので、ある程度以上の治療の場合では、 硬膜外ブロック法 (詳しくはこちら)や下半身麻酔、まれに全身麻酔が必要になってしまうのです。


