炎症性腸疾患(IBD)
炎症性腸疾患(inflammatory bowel disease:IBD)とは?
炎症性腸疾患とは、主に消化管(腸)に原因不明の慢性的な炎症を起こす疾患の総称で、
主に潰瘍性大腸炎(Ulcerative Colitis: UC)、
クローン病(Crohn's Disease: CD)に代表されます。
最近、日本でも生活の欧米化とともに増加している疾患です。
その原因はいまだに不明で病状が慢性化(良くなったり、悪くなったりを繰り返す)しやすいため、気長にコントロールを行う必要があります。
症状は?・・・炎症性腸疾患(IBD)
代表的な症状としては、持続性(常に続く)または反復性(症状を繰り返す)の粘血便、血便が主で、下痢、腹痛、発熱、体重減少、嘔気、嘔吐、貧血などを伴います。
症状が強い活動期と、ほとんど無い寛解期があります。
発症年齢は?・・・炎症性腸疾患(IBD)
初発時(はじめて症状が出る時)は15歳から35歳までが多く認められますが、最近では小児や、50歳以上の方にも発症することがあります。
検査方法は?・・・炎症性腸疾患(IBD)
まずは、症状をお聞きして本疾患の可能性があるかを判断します。
続いて、S状結腸ないしは全大腸内視鏡検査を実施して本疾患に特有な粘膜病変がないかを確認いたします。また、その際に生検(粘膜を採取して、顕微鏡的に病変を確認する)や培養(感染性:細菌による炎症を除外する目的)を合わせて行うこともあります。
必要に応じて注腸X線検査、カプセル内視鏡などを行なって、腸病変の性状や程度、罹患範囲などを検査し、同時に他の疾患を除外します。
治療方法は?・・・炎症性腸疾患(IBD)
潰瘍性大腸炎、クローン病と診断された場合は、その罹患範囲(病気の広がってる範囲)や炎症の度合い、重症度に応じてさまざまな治療法があります。その状況に応じた、適切な治療が良好なコントロールを得るうえで重要です。
特殊外来、炎症性腸疾患(IBD)外来を設置
当院では、年間2万例以上の大腸内視鏡検査をおこなっており、その中には多数IBDの患者さんがいらっしゃいます。IBDの良好なコントロールを得るには、前述しましたが適切な治療法の選択が重要です。そのためには、治療経験が豊富であることが大事です。
当院では経験豊富な医師たちが、IBDの患者さんがたの治療、病状コントロールをさせていただいております。
また定期的な通院・加療が大事なため、通常の外来とは別枠で予約制の外来を設置しております。
まずは、上記症状を繰り返す方は一度ご相談ください。
なお予約が困難な曜日もございますので、通常外来でも対応いたします。

